警察官採用試験の論文対策!12の対策で劇的論文力をアップさせる
大卒の警察官採用試験では論文試験が課されることもあります。
またごくまれに高卒でも小論文試験が実施されることもあります。
あまり論文試験に慣れていない人も多いと思いますが、論文試験の対策やどこが採点のウェートが大きいポイントなのかについて今回はまとめて解説したいと思います。
警察官採用試験の論文試験は合否でのウェートは大きい?小さい?
論文試験よりも面接や筆記試験のほうが合否を分ける試験ではないかと思う人もいるかもしれませんが、最近の傾向として人物重視ということがあります。
その意味では論文試験というのは相当重要で、むしろ筆記試験よりも合否を分けることがあり、面接とほぼ同じくらいに重要と考えて良いかと思います。
後述しますように論文試験と面接試験というのは実はかなり似た性格があるわけで、その意味で面接と同じ程度くらいまで重要であり、軽視することはすでに合格率を大幅に下げてしまうことになりかねないといえます。
警察官採用試験の論文で出題される問題とは?
警察官採用試験の論文にはどのような出題があるのでしょうか?
たとえば例をみていきましょう。
・「県民の安全・安心の確保」のため、「力強い警察活動」を推進していますが、それを踏まえた上で、あなたが警察官となった場合、何をなすべきかについて考えを述べなさい(福岡県警)
・「鹿児島県の治安上の問題を挙げ,それに対して警察官としてどのように取り組みたいか、あなたの考えを論述しなさい」(鹿児島県警)
・過去に達成感を得た経験と、その経験を警視庁警察官としてどのように活かしたいか述べなさい(警視庁)
・警察官が関係する不祥事が発生しているが、その要因に触れながら効果的と考える防止策を提言しなさい。
・あなたにとって、理想の警察官とは。
・あなたがこれまで人のために行動して得たものは何か、それを警視庁警察官としての仕事にどのように活かせるか述べなさい。
このように論文というのは自治体によって出題問題の傾向は変わります。
ただし流れを見ると
警察官としてどう考えるのか、どう行動するべきか?を問う論文
受験者の過去の体験を警察としてどう生かすのかを問う論文
というパターンがかなり多いと思います。
このサイトでも何度か紹介していますが、この問いは何かに似ていますね?
サイトを真剣に見てもらっている人はすぐにわかるかと思います。
そう面接の質問と傾向が同じということです。
警察官としてどう考えるのかというのは理想の警察官像を教えてくださいといった志望動機にかかわるもの、そして過去の体験をどう生かすのかというのは自己アピールです。
つまり論文対策といっても実は面接対策と根本は同じであり、それを一定の文字数にあとはまとめるだけで良いということです。
逆にいいますと面接対策をしっかりとできていれば特別に論文対策というのも実は必要ないということもいえます。
警察官採用試験の論文試験でまずやるべきこと
警察官採用試験の論文試験では横の人がいきなり書き始めるのでかなり焦ってしまうということもよくあります。
しかしいきなり書き始める人は不合格になることも多いのです。
論文試験では意外と時間はあまりますので、そこまでせかせかと書くことは必要ありません。
合格の最大のポイントはきっちりと書きたいことをまとめて、ポイントとして整理するということ、そして減点を防ぐという作業となります。
そのためまず論文試験が開始されればやるべきこととして起承転結のまとめがあります。
論文試験の結論を先に固める
そこから起承転までを整理する
さらに起承転結で説得力を増すための論拠も加える
ここまでできてからようやく書き始めます。
ただし字数制限数によっては起承転結まで入らないこともありますので、その場合には序論、本論、結論と3分割で書いても構いません。
要は採点者に言いたいことがしっかりと整理されて伝われば良いということです。
警察官採用試験の論文で減点を防ぐために必要なこと
意外と軽視されていることが多いのですが、論文試験では中身だけを見られているわけではありません。
誤字、脱字は減点対象となる
字が丁寧でなくても減点対象となる
文法的に正しいかどうか?
略字を使用するのも減点対象
課題と論文の内容がずれているのも減点対象
警察についての問題であれば予備知識、基礎知識があるかもチェックポイント
説明がわかりにくいものも減点対象となる
論文の論理がすっきりとしていないものも減点対象となる
というような減点もあります。
警察官では道などを聞かれたりして説明するシーンも多いわけで、論文でも説明がすっきりとしていて読んで理解できるのかというそもそもの箇所も大きな得点のウェートとなります。
警察官採用試験の論文では模範解答を書いてはいけない理由とは?
警察官採用試験の論文、小論文について過去問や解答例などが本にも書かれているかもしれません。
しかしまずそのまま写すのはやめたほうが良いです。
しっかりと自分の考えを書いていく
できるだけ警察について考えたことを書く
自分の論文を読み、さらになぜそう言えるのかというつっこみもしてみる
自分の論文を読み、突っ込んでみるというのもより警察官として深く考えることになります。
たとえば警察官として必要なものを正義感として書くときには、そもそも正義感とは何か?、またなぜ正義感が正しいといえるのかというようなことも考えていくと良いでしょう。
このような自分へのつっこみは実は面接対策にもつながります。
警察試験では論文の模範解答のような答案が非常に多いので、減点対象となることもあります。
また面接で答える内容と自分の意見でなければ矛盾している人もかなり多いので、しっかりと面接でも論文でも自分の意見を入れていくということは注意してください。
警察官採用試験の論文と正解!正解があると考えることはすでに不合格?
警察官採用試験の論文というのは正解はありません。
模範解答を覚えるという行為はすでに受験のように正解を求める行為といっても良く、自分の考えや意見を入れるということが重要なので、不合格になる確率を高めてしまいます。
正解はないものの反社会的、警察官としてふさわしくない考えでなければ問題ない
その基本方針を押さえて自分の意見をしっかりと書く
わかりやすく相手に理解させるように書く
できるだけ過去の自分の体験も入れて書くと説得力が増す
というようなところもポイントとなるので踏まえた上で論文を作成していきましょう。
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