警察官採用試験で出題される問題数と合格に必要な過去問の問題数の解説
警察官採用試験では基本的に過去問をメインにして勉強していくことで問題ありません。
ただし過去問について問題数をどの程度繰り返して勉強していけば良いのかということが心配になってくることもあるかと思います。
今回は警察官採用試験と問題数という観点で勉強法を紹介したいと思います。
警察官採用試験と過去問350と問題数
警察官採用試験で有名な過去問の1つに過去問350(実務教育出版)があります。
たしかにコンパクトに過去問が掲載されているので良書ですが、この過去問というのは個人的に使うタイミングや用途があると思っています。
・別の過去問である程度基礎を押さえた後に最後にまとめとして導入する過去問題集といえる
・そのためこの過去問350だけでというよりももう1~2冊過去問題集をやるとさらに良い
要は最後の仕上げで最適な過去問題集ということで、他の過去問題集もやるほうがベターということです。
個人的に警察官採用試験の過去問ということであれば
・過去問500(実務教育出版)
・スーパー過去問ゼミ(実務教育出版)
などがあります。
基礎学力に自信のある人であれば過去問350だけでも十分でそのまま合格する人も少なくありません。
ただし大卒ということで忘れていることが多かったり、他の公務員試験も併願するということでなければ過去問題集は2~3冊という体制で勉強するのがベストです。
警察官採用試験の過去問の問題数と繰り返し勉強法について
警察官採用試験ではよくいわれるように過去問メインの勉強法で良いのですが、まず重要なことはどの程度の過去問をモノにするような勉強法にするのかということです。
およそ警察官採用試験の勉強期間としては4ヵ月ほどというパターンが多いので、350+500の850問ほどを繰り返すというのはまず無難かと思います。
もう少し早くから警察官採用試験の勉強をスタートさせるのであればベストは過去問3冊となるので1000問以上となってきますが、ここまでの過去問をモノにできればまず一次試験では万全といって良いかと思います。
過去問は3周ほど繰り返す
間違えた問題はチェックをつけていく
最終的にすべてのチェックがついたものを正解できるようにするのが目標
というように過去問をすべて迷うことなく解けるようにするのが最終的な理想です。
ただ実際にはそこまでいけない人も多いので、過去問を7~8割程度迷うことなく解けるようになるというところまでは勉強していきましょう。
たいていの人は3周も手持ちの過去問題集を繰り返せばここまでのレベルに到達できるのではないかと思います。
警察官採用試験の出題の問題数の紹介
警察官採用試験(大卒)ではどのような出題数となっているのでしょうか?
結論からいいますと多少年度によっても、また自治体によっても問題数は変わってくるのですが、
数的処理
数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈で15、16問
文章理解
現代文、英文、古文で9、10問
社会科学
政治・法律、経済、社会で9、10問
人文科学
世界史、日本史、地理、思想、文化・芸術で9、10問
自然科学
数学、物理、化学、生物、地学で7問前後
およそ警察官採用試験では50問ほどの出題となりますが、この出題される問題数は高卒でも同じことが多いはずです。
時間は120分といったことが多いかと思いますが、時間としてはしっかりと対策となる勉強ができていればそう足りないこともないでしょう。
この中で特に優先するべきは判断推理、資料解釈、政治・法律、経済、地学、生物、芸術、思想です。
覚えることが少ない科目ですし、勉強して慣れれば得点しやすい科目といえます。
あとは余裕があれば勉強していくと良いでしょうし、基礎学力があれば勉強しなくても良い科目でもあります。
問題数と他の受験者が苦手なことが多いという理由から数的処理では確実に得点できるようになってほしい分野です。
警察官採用試験の問題数と合格に必要な正答率は?
警察官採用試験では教養、時事など項目はあり、それぞれの問題数というのは正直いって年度によって多少変わってきます。
では合計点でどの程度の正答率があれば一次試験の筆記を突破できるでしょうか?
最低60%の正答率は必要
できれば70%も正答率があればまず一次試験は問題ない
ということで過去問を解くときにもまずは60%の正答率を目指してください。
勉強時間に余裕があれば70%の正答率を確保できるまで過去問をやっていきましょう。
ちなみに警察官採用試験の予備校では70%の正答率を推奨しているところも多いようです。
警察官採用試験の問題数と不合格者がよく出る試験とは?
警察官採用試験で筆記試験といえば一次試験となりますが、一次試験では6~8割の人は合格します。
ですので問題数と検索してこのページに来てもらったわけですが、より落ちる人が多いのは二次試験、特に面接試験となります。
面接試験は人物重視の傾向が非常に強くなっているのですが、倍率は3~8倍にもなります。
さすがに一般の公務員試験よりも倍率はそれでも低いのですが、警察官採用試験では最大の難関といっても良いでしょう。
では警察官採用試験の面接で何の対策をすれば良いのかということですが、
警察官採用試験の面接で聞かれやすい質問を知ること
これについて自分なりに答えを用意すること
絶対にやるべきは志望動機のまとめ
志望動機は自分の過去の体験や強みをまとめ、さらに自治体の研究をすること
自分の警察官としてやりたい仕事など入った後のことまでしっかりとイメージすること
このあたりは絶対にやるべき、考えるべきポイントとなります。
何度もしつこいですが志望動機が最大のポイントです。
志望動機が確立できれば理想の警察官像、警察官としてしたい仕事や部署、なぜ警察官になりたいと思うようになったのかなど他のほぼすべての質問に対応できるようになります。
このサイトでも紹介していますが、面接対策のページは絶対に目を通しておくようにしてください。
また面接対策も含めて対策用の教材も紹介していますので、本気で警察官を目指す人ほど導入していってほしいと思います。
警察官採用試験の最短合格法
警察官採用試験をなるべく費用を安く、合格率を高めるには元警察官からの情報を入手するのがベストです。
この教材のメリットを少しだけ紹介しますと
- 元警部による警察採用試験のアドバイスを受けられる
- 予備校よりも格段に費用が安い
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